あらすじは、ふとした奇縁でむすびついたメンバーが、銀行強盗になり、スマートな犯罪を繰り返している。あるとき、またいつものように銀行強盗でお金を手に入れての逃亡中、その現金を強奪される。メンバーは奇縁がさらに呼んだからくりのなかに絡まり始めてゆく。
ギミックが凝らされてて、肩肘張らずにエンターテイメントとして読める。伊坂作品のなかでは、トーンが軽い。キャラクター小説としてしまうこともできるが、そこはやはり陽気なギャングたち。
やたらとキャラ描写が面白い。ふだん馴染みのないジャンルのために比較のしようがないが、辞書形式で物語に絡めた単語を記述するのは以前にも誰かがやっていたが、まあ許せる範囲だった。
不可思議とかツッコミを作者に対してするものではないという持論があるので、批評めいたものは、よっぽど妙に感じたときのみにする。